Environment(環境)への取組み
不動産投資を通じた環境課題への取組み
保有物件における省エネルギー・省資源の推進活動に取組み、環境負荷の少ない商業施設運営を目指しています。
ポートフォリオ全体の環境に関するマネジメント
本投資法人では、エネルギー消費量削減等の環境への影響に関するマネジメントを継続的に行うことを目的として、外部の専門家を通じてデータの収集、蓄積、分析を推進しています。
エネルギー消費量、温室効果ガス(GHG)排出量、水消費量、廃棄物リサイクル率の実績はESGデータ集よりご覧になれます。
LED化の推進
LED照明導入の改修工事を行い、物件の省エネルギー化を推進しています。
イオンモールナゴヤドーム前
VIORO
水消費量の削減
節水トイレや節水型水栓の導入等により、水消費量の削減に取り組んでいます。
ブランチ博多パピヨンガーデン
廃棄物の削減
飲食店などから排出される生ごみのリサイクル(肥料や家畜の飼料等とする再生利用)や古紙回収の促進等、テナントと協力しながら廃棄物の削減に取り組んでいます。
エコスポ(古紙回収所)
ブランチ博多パピヨンガーデン
再生可能エネルギーの活用
太陽光パネル、風力発電機の設置により、再生可能エネルギーを活用しています。
ららぽーと和泉 太陽光パネル
ららぽーと磐田 風力発電機
ららぽーと新三郷
小型太陽光発電機付き風力発電機
電気自動車充電器の設置
各地の保有施設に電気自動車用急速充電器を設置しています。
ららぽーと磐田
ららぽーと新三郷
緑化の推進、生物多様性の保全
壁面や屋上などに緑化を実施し、生物多様性の保全に貢献しています。
イオンモールナゴヤドーム前
ららぽーと新三郷
ブランチ博多パピヨンガーデン
敷地の一部を「千代東緑地」として行政に無償貸与しています。施設の中に緑豊かな公園が広がっています。
ステークホルダーとの環境配慮に対する取組み
グリーンリース、エンゲージメントプログラム
環境に配慮したポートフォリオの運営を推進するため、テナントとの賃貸借契約に関してグリーンリース条項を順次導入しています。
また、テナントへのエネルギーデータの提供によるデータの見える化を推進するなど、テナント等と協働して取り組んでいます。
- グリーンリース条項導入物件数
- 11物件
(2023年6月末日時点)
都市の再生
都市再生プロジェクト等により開発された物件に投資することで、街やコミュニティの活性化、周辺住民の利便性向上に貢献しています。
ららぽーと新三郷
約20年開発が進んでいなかった操車場を開発し、新たな生活空間を創生
埼玉県武蔵野操車場は、三郷駅-吉川駅の間に貨車操車場として整備されました。その後、1986年に操業を廃止し、以後開発されていませんでしたが、2008年にスポンサーである三井不動産が中心となり操車場跡地約51.1haを活用した大規模複合都市「新三郷ららシティ」として生まれ変わりました。広大な土地を活かし、大型商業施設ゾーンと住居ゾーンで構成された新しい街となっています。
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出典:国土地理院撮影の空中写真(1979-83年撮影) 開発前(武蔵野操車場)
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開発後(新三郷ららシティ)
既存開発地域への投資
既に開発された物件への再投資を行い、街やコミュニティの活性化、周辺住民の利便性向上に貢献しています。
また、取得にあたっては、現地の視察・調査や売主からの開示資料に加え、不動産鑑定評価書、エンジニアリング・レポート等を取得し、土壌汚染、有害物質に係る調査を実施し、対策が必 要な物件に適切な対策が⾏われていることを確認しています。
ブランチ博多パピヨンガーデン
駐車場を中心とした従来型のロードサイド店舗の集合体から、回遊性が高く一体感のあるネイバーフッド型の商業施設に生まれ変わった物件の再取得
本投資法人の前スポンサー、日本たばこ産業株式会社の福岡工場跡地に開発された旧施設(パピヨンプラザ)は、築25年が経過し建物の老朽化や周辺環境の変化等を契機に、大和リース株式会社と協働でバリューアップ事業を開始。旧建物を同社に譲渡し、同社が新建物を建設(増改築)したうえで、2019年に竣工後の新建物を本投資法人が取得しました。
増改築前
増改築後
サミットストア横浜岡野店(底地)
工場跡地を再開発した本物件は、開発当初土壌汚染が確認されていましたが、適切な対策が行われたのちに開発が行われていることを確認したうえで取得を行っています。